いまこそ


福島の南相馬市に友達が住んでいる。
地震当日はもちろん連絡がつかず、壊滅状態の映像を見て、最悪な場面が頭に浮かんで吐きそうだった。

でも翌日の夜に、
「生きてます」とメールが来た。

メールの送り主のところに彼女の名前を見た瞬間、涙がボロボロ出て、全身の力が抜けて、立ってられなかった。

津波からもギリギリ逃げて、家族全員で福島市にある旦那さんの実家に避難しているとのこと。
よかった!と安心したのもつかの間、県庁職員の旦那さんは福島市に一泊だけして、
再び南相馬市に戻ったそうだ。
原発の避難区域の南相馬市に・・・・。

「毎日毎時間、彼のことが心配です。」と書いてあった。

でも、そのすぐ後に、
「でもこんな思いをしてるのは私だけじゃないから」と。

「これ以上、つらい思いはさせないと信じてます」と・・・。

「つらい思いはさせない」とは誰に対してなのかは書いてなかったが、一つ言えることは、彼女のメッセージの中に
原発関係者を非難するような内容は一切無かったことだ。

私が
「毎日毎日、テレビ画面の被災者たちに、「がんばれ、がんばれ」と、祈るようにつぶやいてます。
 何もできない自分がもどかしく、こんなときにふさわしい言葉すら見つからないけど、
 とにかく、祈っています。」
とメッセージを送ると、

「それだけで充分。力になります。」と返事が来た。


ニュースでみたけど、原発は、緊急事態用の設備がすべて、想定外の大きさの津波で流されてしまったそうだ。

いま、命をかけて原発とたたかってる人たちにも、当然ながら家族や大切な人がいる。
軽はずみに原発反対を唱える時ではない。
愚痴や不満を言うときでもない。

被害の全容もまだ見えない今は、何かの結論を出すときでもない。

ただただ、これ以上の被害拡大を、犠牲者を出さないことを祈るばかりだ。

被災者の人たちは、少ない食料を分け合って食べている。
店が流されたラーメン屋さんが、残ってた食材でラーメンを作り、無料で配っていた。

「ただ、あったかいものを食べてもらいたくて」と。

避難しているおばあちゃんは、
「何もしてないのにご飯がもらえるこの状況が贅沢で、避難できていない人たちに申し訳ない。」と言っていた。


東京の人たち、どうか、食料、燃料等、買い占めないで。


原発反対の歌を数多く歌ってた清志郎。でも今生きてたらきっとそんな歌は歌わず、きっとこういうだろう。


「愛しあってるかい?」と。


今こそ、この言葉の本当の意味を。
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by churaphoto | 2011-03-16 20:38


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