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100万円かけてでも

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救援物資、続々と集まってきております。ありがとうございます。(くわしくはコチラ
東京、千葉、神奈川だけに留まらず、群馬や栃木にいる友達や、さらにはフロリダからも!
一人旅の最中に一回あっただけの子とかからも送られてきてて、人のつながりの尊さに胸を打たれています。

何人かの方に、「○○は必要?」「××はいる?」と聞かれたので、確認のため被災地の方に電話をしてみると、今までよりだいぶ明るい声になっていて、「おかげさまでだいぶ物資が集まってきて、ほっとしてます。」とのこと。
私が、必要なものの確認をすると、色々話してくれた後、
「・・なんて、好き勝手に色々言ってますけど、いいんでしょうか。ふふふ。」と、初めて笑い声が聞けました。
大変なのは変わらないだろうに、食べるものが目の前にあること、人のつながりを感じられること、いろんなことが、きっと大きな支えになるんだろうなと。

ほんの少しだけでも、心にゆとりができたのがわかって、私もほっとしました。

私が、「出来れば直接伺って、各家庭に届ける手伝いも出来たら」とポツリというと、
その方は力を込めて、
「もう、是非来てください。」
とおっしゃってくださいました。

その理由は、手伝ってほしいとかではなく、
「100万円かけてでも、この状況は、見ておいた方がいい」とのこと。
「この、津波の爪痕を、見てください。」と。

なので私が、自分は写真をやってる人間だということを告げると、
「もう、すぐにでも来た方がいいです。案内します。この景色を撮って、残してください。そして、伝えてください。」と。


地域外の人間が見物に来るのを嫌がってる人もたくさんいるだろうに、
たまたま知り合えた方が、「見に来て、写真撮って」と考える方だったのは、
不思議な巡り合わせな気がしてなりません。


技術はいつまでたってもうまくならないけど、写真を撮る場面に巡り会う才能はあるのかなと。
そう言った意味で、天職かもしれないと、ちょっと自信がつきました。

写真と巡り会えたこと、被災地の方と、そしてみんなとつながること。
すべての出会いに感謝を。
by churaphoto | 2011-04-17 04:02


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